映画「でっちあげ」に登場する母親・律子が「なぜ教師である薮下にあのような行動をとったのか」疑問に思う声が多く見られます。
律子の証言により、立場が悪くなっていく教師・薮下。
この記事では、律子がなぜあのような行動に出たのか、律子の心理から5つの理由を考察しています。
この記事で分かること
- 律子はなぜ教師にあの行動をとったのか
- 律子の行動の裏にある心理
- 律子が途中で引き返せなかったのはなぜか
映画「でっちあげ」律子はなぜ教師にあの行動をとった?
映画「でっちあげ」では、律子が嘘や誇張ともとれる内容の証言をしています。
教師を悪者にするような行動の裏には、律子のどのような心理が働いているのでしょうか。律子が教師に対して「なぜあのような行動をとったのか」考察していきます。
- 母親としての正義と承認欲求
- 教師や学校に対する思い込み
- 律子の劣等感やコンプレックス
- 律子と薮下の類似点
- 社会の同情により膨らんだ嫌悪
①母親としての正義と承認欲求
律子は母親として「息子を守りたい」という気持ちから、被害者の立場での承認欲求があったと考えられます。
周囲から評価や賞賛を得たいという心理が働いたのかも
「息子のために立ち向かう母」という役割を得ることで、世間から注目を浴び、称賛・同情を集めたかった可能性があります。
②教師や学校に対する思い込み
律子の行動の理由として、一連の事態に「思い込み」があったことも否めません。
教師や学校への不信感や怒りが先行し、律子のなかで物語が作り上げられてしまったとも考えられます。
色々な感情が湧くうちに、事実を整理できなくなってしまったのかな
映画では、学校側の説明や対応が不十分でした。
律子の不満が大きくなり学校と衝突する過程で、被害者意識が高まり誇張された物語になってしまった側面もありそうです。
③律子の劣等感やコンプレックス
映画の中で、自身の過去から劣等感やコンプレックスを律子が抱えていたと見られる描写があります。
律子の子供時代は孤独そうだったね
心の底に蓄積した感情が、世間からの同情や注目を求める行動の基盤となったと解釈できます。
④律子と薮下の類似点
映画では、律子と薮下(教師)には似ている点があり、同族嫌悪的な感情から律子があのような行動に出たとも考えられます。
例えば、律子と薮下は次の点で似ています。
- 相手の話をちゃんと聞いていない
- 相手の反応をあまり見ていない
- 主観が強い
律子は薮下を無意識に自分と重ねて嫌悪したことが、律子が薮下を責めるきっかけになった部分もありそうです。
⑤社会の同情により膨らんだ嫌悪
メディアの報道によって作られた世論によって「自分は間違っていない」という律子の意識が大きくなったことも、理由の1つと言えます。
それによって、教師への嫌悪が増幅した可能性も...
一人の証言が充分に検証されないまま「正義」として拡散されてしまい、気が付けば律子はあのように振舞うしかなかったのかもしれません。
映画「でっちあげ」律子はなぜ途中で引き返せなかったのか
映画「でっちあげ」で、律子はなぜ途中で引き返せなかったのでしょうか。
事が大きくなるうちに「周囲の期待」や「正義の物語」の空気が、律子に引き返せない圧力として働いたことが理由と考察します。
自分が間違ってたと言えば、次は社会から自分が悪者にされてしまう怖さがあったのでしょう
この映画では、一方の主張が「真実」になってしまうリスクが描かれていました。
双方の主張や事情をしっかりと並べたうえで、情報をどう受け取るべきか日頃から注意したいですね。
まとめ
今回は、映画「でっちあげ」に登場する律子がなぜあのような行動に出たのか理由を5つ考察しました。
この記事のまとめ
- 律子の教師に対する行動の理由は5つ
- 母親としての正義と承認欲求
- 教師や学校に対する思い込み
- 律子の劣等感やコンプレックス
- 律子と薮下の類似点
- 社会の同情により膨らんだ嫌悪
- 律子が途中で引き返せなかったのは、周囲のの空気感が引き返せない圧力になった
情報を鵜呑みにせず双方の主張を確認することも大事ですが、事実をしっかり検証することの重要性が分かる映画でしたね。
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